2.売電価格の計算方法

発電量・・・システムがどれだけの電力を発電するか。これは設置場所や太陽光の条件によって変わります。
契約売電価格・・・電力会社との契約で定められた、1kWhあたりの売電価格。これも時期や政策によって変動します。
自家消費量・・・発電した電力をどれだけ自分で使うか。
                                 自家消費分は売電価格にはカウントされませんが、省エネ効果があります。
固定価格買取制度（FIT）や従量電灯契約・・・これからの電力市場の仕組みを理解しておくことが重要です。

専用ソフトウェア・・・太陽光発電の計算に特化したソフトがあります。詳細なデータをもとに計算してくれます。
オンラインシミュレーター・・・ウェブブラウザ上で簡単に計算できます。各データを入力するだけで、結果が得られます。
エクセルシート・・・自分でカスタマイズ可能なエクセルシートを利用すれば、必要な計算を自動化できます。

例えば、ある家庭が設置した太陽光発電システムが、年間で1,200kWhの発電量を記録したとします。
この家庭の契約売電価格が1kWhあたり25円だとすると、売電収入は以下のように計算されます。

1,200kWh × 25円 = 30,000円
この場合、30,000円が年間の売電収入となります。

さらに、自家消費量が600kWhの場合、自家消費による光熱費の削減も考慮する必要があります。
各家庭の電気料金が30円/kWhだとすると、自家消費によって得られる経済効果は以下のようになります。

600kWh × 30円 = 18,000円
このように、売電価格の計算を通じて、発電による収入と自家消費によるメリットの両方を理解することが大切です。